WordPressの便利な機能に「ウィジェット」というものがあります。
これは、WordPressテーマ側で指定された位置に、様々なアイテムを追加・削除することができる機能で、ユーザーによる自由なカスタマイズが可能になります。
このウィジェット、
- 管理画面→外観→ウィジェット
- 管理画面→外観→カスタマイズ(テーマカスタマイザー)
の2箇所で編集可能で、通常は前者のウィジェット専用画面で編集するんですが、実は、テーマカスタマイザーによる編集でしかできないこともあります。
今回は、テーマカスタマイザーでウィジェットを編集する利点と編集方法をご紹介するので参考にしていただければと思います。
テーマカスタマイザーでウィジェットを編集する方法
テーマカスタマイザーでの編集方法は、外観→ウィジェットの画面で編集する方法と基本的には同じで特に難しいことはありません。
…が、一つだけ大きな違いがあります。
それは、テーマカスタマイザーで編集する場合は、現在編集可能なウィジェットエリアしか表示されないことです。
例えば、
- サイドバー(スマホ表示の時は下部に表示)
- スマホ記事下
- PC記事下
の3つのウィジェットエリアがあるとします。
この場合、テーマカスタマイザーに表示されるウィジェットエリアの規則性は以下のようになります。
- トップページで編集→「サイドバー」のみ編集可能
- 記事ページでパソコンから編集→「サイドバー」と「PC記事下」が編集可能
- 記事ページでスマホ(タブレット縦)から編集→「サイドバー」と「スマホ記事下」が編集可能
当初、「なんでスマホ用のウィジェットエリアが表示されないんだろう?」と疑問に思っていたんですが、こういう仕様だったようです。
ちなみに、開発者ツール(デベロッパーツール)などでスマホ用の画面にすれば、パソコンからでもスマホ用のウィジェットを編集することができます。
テーマカスタマイザーでウィジェットを編集するメリット
ここまでの話を踏まえると、「わざわざテーマカスタマイザーでウィジェットを編集する必要あるの?」と思ってしまいますが、3つの大きな利点があります。
編集内容がすぐに反映されない
外観→ウィジェットから編集する場合は、編集内容が実際のサイトにすぐに反映されますが、テーマカスタマイザーで編集する場合は「公開」をクリックしないと反映されない仕様になっています。
そのため、どんな表示になるのかプレビュー画面を確認しながら編集できるので、失敗が少なくなります。
変更後のプレビュー画面を共有できる
編集後のプレビュー画面は他の人にも見せることができます。
やり方は簡単で、編集した後に「公開」の横にある歯車をクリックし、
「下書きとして保存」をクリック。
後は、URLをコピーして誰かに共有するだけです。変更を破棄することもできます。
予約公開ができる
こちらも使い勝手がいい機能だと思いますが、編集内容を指定した日時で実際のサイトに反映することもできます。
下書き保存と同じく「公開」の横にある歯車をクリックし、反映したい日時を指定して公開すればOKです。
プレビュー画面を共有したり、変更を破棄することもできます。
まとめ
自作テーマのフォーラムの質問をきっかけに、テーマカスタマイザーでのウィジェット編集方法や利点に気づきましたが、やり方次第では面白いことができますよね。
フォーラムの質問者さんも、「エイプリールフール(4月1日0時)になったタイミングでウィジェットを変更したい」と言っていて、そういうやり方もあるのかと勉強になりました。
僕もつい削除を忘れることがありますが、「◯月◯◯日までのお得なキャンペーン!」みたいなバナーも、予約公開で削除すれば忘れる心配もなくて安心ですね。