- どのくらいサイトの記事が読まれているか
- ユーザー1人あたり、何ページ見ているか
などのデータがわかるGoogleアナリティクス。
そういったデータを活用して、記事作成やサイトの改善をしている方も多いと思いますが、意外と使われていないであろうデータもいくつかあります。
例えば、年齢や性別などがわかる「ユーザー属性」。このデータを活用している方も多くないのではないでしょうか?
ユーザー属性の確認方法
このユーザー属性のデータは、
- Googleアナリティクス
- ユーザー
- ユーザー属性
- 概要
と進むと、確認できます。
年齢
年齢は下記のように区分されています。
- 18〜24
- 25〜34
- 35〜44
- 45〜54
- 55〜64
- 65〜
性別
性別は「男性」と「女性」に区分されています。それ以外の性に関しては、Googleアカウントのマイページでカスタム設定できますが、データとしては抽出されないようです。
(もしかすると当サイトだけかもしれません)
年齢や性別などの判別方法
これらのユーザー属性は、
- Googleのアカウント
- 一部のソーシャルメディア
に登録した情報を元に判別されているようです。
ユーザーが Google アカウントにログインしている場合は、アカウントの設定から取得した位置情報やユーザー属性が使われる可能性があります。ユーザー属性情報は [広告設定] ページでユーザー自身が編集できます。このほか、一部のソーシャル ネットワーク サイトなどでユーザーが入力した属性情報が Google に提供される場合もあります。
Google アカウントにログインしていないユーザーについては、Google サービスやディスプレイ ネットワークでの行動に基づいて、その属性を推測することがあります。たとえば、ユーザーが YouTube やディスプレイ ネットワーク上のサイトを閲覧している場合は、「Cookie」を使ってウェブブラウザに識別子が保存されます。これにより、訪問したサイトの履歴に基づいて、ブラウザが特定のユーザー属性のカテゴリに関連付けられます。
ちなみに、このデータは100%正確というわけではありませんが、精度はそれなりに高いはずです。
年齢や性別などのデータは何に活用できるのか?
- 直帰率が高いから関連性の高い記事へのリンクを増やそう、カテゴライズ方法を見直そう
- ページビュー数は多いけど、回遊率が高いだけだから、新規ユーザー数をもっと増やそう
などの施策を立てている方も少なくないと思いますが、年齢や性別などのデータの活用方法も同じです。
データの分析
例えば、自分のサイトに訪問するユーザーの「6割が18〜24歳、7割が女性」といったデータが確認できた場合。
サイトのコンセプトが「会計ソフトの使い方」であれば、上手く訴求できていない可能性があります。
なぜなら、会計ソフトは基本的に「個人事業主」や「法人」が使うものであり、メインターゲットが「30代以上の男性」だからです。
データを活用した施策
データを分析した後は、それを活用した施策を立てましょう。
先ほどの会計ソフトの例を引き合いに出すと、すぐに思いつくのはこのような施策でしょうか。
- 若者言葉を使わない
- 顔文字や絵文字を使わない
- パソコンが使えなくても問題ないことをアピールする
また、「メインターゲットは30代以上の男性だけど、逆に、『20代の女性でも使いやすい会計ソフト』というコンセプトにする」という施策もありでしょう。
いわゆるニッチなターゲット層に訴求するという施策です。
まとめ
僕自身、まだまだGoogleアナリティクスを活用しきれていませんが、サイトを改善する上で必要なデータが他にもたくさんあります。
適切な施策を立てるためにも、一度、自分のサイトに訪問するユーザーの属性を確認してみてはいかがでしょうか?