WordPressプラグインの中でも特に重要度が高い「バックアッププラグイン」。
そのバックアッププラグインで有名なのは「BackWPup」と「UpdraftPlus Backup(Restore)」の2つで、どちらも非常に優秀です。
構図としては、「BackWPup」の方が有名で使っている人が多かったけど、その使いやすさからいつの間にか「UpdraftPlus Backup」がシェアを奪っていった…という感じかなと。
(割と最近WordPressを始めた方は必然的にUpdraftPlus Backupを選んだと思うんですが、どうですか?)
そんな僕はというと、一部の管理サイトでBackWPupを使っているものの、ほぼすべての管理サイトでUpdraftPlus Backupを使うようになりました。
もしかしたら、「どっちのバックアッププラグインを選べばいいの?」なんて方もいるかもしれませんが、この2つのプラグインには大きな違いがあり、どちらを選ぶかはその違いを理解した上で決めるのが良いです。
バックアップの時間(タイミング)
これが1番大きな違いかなと思いますが、BackWPupはバックアップの時間を指定できますが、UpdraftPlusは時間を指定できません。
※UpdraftPlusは設定した時間がバックアップする時間になります。
つまり、深夜3時にバックアップして欲しい場合、BackWPupは設定画面で指定できますが、UpdraftPlusは深夜3時に管理画面からバックアップの操作をする必要があります。
バックアップの時間の何が問題かと言うと、バックアップというのはけっこう負荷がかかる作業なので、閲覧が多い時間に作業が始まってしまうとサイトが重くなったり、何かしら悪影響が及ぶ可能性があります。
ですので、そういった作業は一般的にアクセスが少ない深夜の時間にやるのがベターなんですが、UpdraftPlusは無料プランだと時間が設定できないので、BackWPupに比べてダメです。
まあ、サーバーの性能やサイト規模によって話は変わってくるので一概には言えませんが、こういったプラグインによる負荷が知らないところでかかっていたりするので一応知っておいた方がいいと思います。
例えば、有名な人気記事プラグインの「WordPress Popular Posts」なんかはその代表格ですよね。
僕はエックスサーバーの中の人からアドバイスもらって違うプラグインにしてますが、かなり助かりました。
設定の難易度
設定の難易度は圧倒的に「UpdraftPlus」の方が簡単です。
人気の高さの理由はこれが最も大きいのかなと思いますね。
所見で設定が難しいBackWPupと違い、UpdraftPlusは誰でも絶対にバックアップができるようになっています。
どのくらい簡単かというと、「画面の案内に従ってクリックするだけ」でバックアップできるくらい簡単です。
BackWPupの設定も決して難しくないですし、一度設定が終わればほとんど触れる機会がありませんが、設定のしやすさで言えばUpdraftPlus一択です。
復元できるかどうか
バックアップよりも重要なのが「ちゃんと復元できるか」です。
僕も昔、BackWPupでバックアップしたファイルから復元できるかやりましたね。
ただ、上の記事を見てもらうとわかりますが、BackWPupのバックアップファイルからの復元は初心者向けではありません。
「PHPMyAdminにログインして〜」とか言われても難しいですよね。
一方のUpdraftPlusは管理画面から数クリックで復元できる超フレンドリーな仕様です。
復元が必要になった時って少なからず焦っていると思うので、このように簡単に復元できるのは親切ですよね。
まとめ
深夜にバックアップ設定するのであれば「UpdraftPlus」一択ですが、日中にバックアップ設定をしていてバックアップの時間を深夜に指定したい場合などは「BackWPup」を選ぶ形になります。
とは言え、全体的には「UpdraftPlus」の方が優秀なので、負荷対策を強く意識しているとかでなければ「UpdraftPlus」使っておきましょう。
あと、レンタルサーバーにもバックアップ機能はありますが、データのダウンロードが有料だったり、保存先が選べなかったりするので、基本的には2重でバックアップをとるべきです。
バックアップしてなくてサイトが完全消滅…なんて事態に万が一にも陥らないために、バックアップはお忘れなく!