Macユーザーということもあって、WEBサイトのテスト環境(ローカル環境)の構築に「MAMP」を使っているんですが、久しぶりにWordPressサイトを復元しようとsqlファイルをアップロードしたら以下のエラーが発生してしまいました。
直訳すると「フォーマットパラメータが正しくありません」という意味になるんですが、このエラーの原因は実はsqlファイルのサイズが大きいこと。
以前のバージョンではこういったエラーが発生しなかったのでわかりませんが、この時のMAMPのバージョン「5.0.1」ではアップロードファイルの上限は8MBまで。
それに対して僕がアップロードしたsqlファイルは約16MB。圧縮済みですが、2倍近いサイズなのでそりゃエラーになります(笑)
今回はこういったサイズの大きいsqlファイルをアップロードするためのティップスをご紹介します。
PHPのバージョンを確認
まずは、今使っているPHPのバージョンを確認します。
新しいバージョンでは、上部のメニューから設定画面を開く仕様になっています。
この画像だと、PHPのバージョンは「7.2.7」ということになります。
php.inの修正
PHPのバージョンを確認したら、そのバージョンのファイルの中にある「php.ini」ファイルを修正します。
Macだと以下のような順番でフォルダをクリックしていきます。
- Applications
- MAMP
- bin
- php
- php◯◯
- conf
- php.ini
修正箇所は「post_max_size = ◯M」の部分。
この右側の数値がアップロード上限になるので、ここを任意の数値に変更します。
例えば、32MBまでのファイルをアップロード可能にするには「32M」にすればOKです。
ファイルを修正した後は、MAMPを再起動してくださいね。
上限サイズが変わらない場合
post_max_sizeの数値を変更しても上限サイズが変わらない場合、以下の箇所も確認してみてください。
memory_limit = ◯M
upload_max_filesize = ◯M
ここの数値がpost_max_sizeの数値よりも小さい場合は、post_max_sizeと同じにするか、それ以上の数値にすればOKです。
sqlファイルのアップロード
さて、これでアップロードサイズの上限が変わったので、後は通常通りファイルをアップロードするだけです。
ご覧のように上限サイズが変更になっていることがわかります。
サイズが大きいファイルでしたが、ご覧のようにちゃんとインポートされています。
立ち上げたばかりのサイトだとデフォルトの設定で問題ないと思いますが、ある程度サイトの規模が大きくなるとsqlファイルのサイズも大きくなるので、アップロードできない場合は今回ご紹介した手順で対処してみてくださいね。