WordPressには便利なプラグインがたくさんありますが、「サイトが重くなる」という理由で極力プラグインに頼らないようにしている方も多いと思います。
僕も、「あったら便利」レベルでは使うことは少なく、基本的には「なくては困る」と思ったプラグインだけインストールしています。
ただ、そんなプラグインにもデメリットがあり、最も困るのが「それが必要ないページにまでプラグインが読み込まれる」こと。
プラグイン特有のJavaScriptやCSSがすべてのページで読み込まれるため、関係ないページに悪影響を及ぼすことも少なくありません。
特定のページだけで使う代表的なプラグイン
例えば、
- お問い合わせページだけで使う「Contact Form 7」
- ダウンロードページだけで使う「Download Manager」
など、特定のページだけで使うプラグインってありますよね?
お問い合わせフォームやダウンロードリンクをサイドバーやフッターにも設置するなら問題ありませんが、特定のページの本文内だけで使う場合、ほぼすべてのページで無駄なファイルを読み込んでいることになります。
Contact Form 7はまだしも、Download ManagerはCSSとJavaScriptのファイルをそれぞれ3つずつ(計6つ)読み込むので、PageSpeed Insightsの点数がかなり悪くなるほどです。
指定したページだけでプラグインを読み込む
そこでおすすめしたいのが、プラグインの読み込みをコントロールできる「Plugin Load Filter」というWordPressプラグイン。
- このページだけにこのプラグインを適用する
- PCページには適用して、モバイルページには適用しない
- 管理画面だけで適用する
など、すべてのプラグインの読み込み方を細かく指定できるので、先述のように「プラグインを無駄に読み込む」ことを避けることができます。
ちなみに、性質を考えれば当然ですが、このプラグインは管理画面だけで読み込まれるので、サイトの読み込み速度には影響を与えません。
管理画面が重くなることもないので、プラグイン嫌いの方も安心して使えると思います。
「Plugin Load Filter」の使い方
では、このプラグインをどうやって使うのか、ご紹介します。
まず、プラグインの新規追加画面で「Plugin Load Filter」と検索してインストール&有効化。
管理画面の「プラグイン」項目にある「Plugin Load Filter」をクリック。
プラグインが一覧で表示されるので、読み込み方を選択します。
- 通常通り読み込む場合は「通常ロード」をクリック
- 管理画面だけで読み込む場合は「Admin Filter」をクリック
- ページ・デバイス別に読み込み方を制御する場合は「Page Filter」をクリック
今回は例として、Download Managerを「Page Filter」にします。
「Page Filter」を選択した直後は、すべてのページでプラグインが読み込まれません。
プラグインを読み込む場合は、その記事の編集画面を開きます。
アイキャッチ画像の選択項目の下に「Page Filter プラグイン」という項目が追加されていて、デフォルトでは「使用しない」にチェックが入っています。
プラグインを読み込む場合は、
- 有効化するプラグイン
- PCのアイコン
- スマホのアイコン
にそれぞれチェックを入れて、下にある「保存」をクリックするだけです。
「PCページでは読み込んで、モバイルページでは読み込まない」なんて場合は、読み込まない方のアイコンのチェックを外すだけ。
例えば、Download Managerなんかはモバイルページでは読み込まなくても問題ありませんよね。何かをダウンロードする時は基本的にPCからなので。
まとめ
functions.phpで特定のプラグインを特定のページで読み込む方法もありますが、そのプラグインの関数名を調べる必要がありますし、今後関数名が変わる可能性もあるので、Plugin Load Filterに頼る方が簡単だと思います。
このプラグインをインストールしてサイトが重くなることもないので、プラグイン嫌いの方も一度試してみてはいかがでしょうか?
以上、ご参考までに!(`・ω・´)ゞ