「本当に効果があるSEO対策とは何か?」と聞かれたら、みなさんは何と答えるでしょうか?
被リンクの獲得?記事をたくさん書く?適切なhタグの使用?どれも間違ってないはずですが、一番効果があるSEO対策はこれでしょう。
「ユーザーが求める情報・コンテンツを提供する」
SEO対策とかよくわからなくても、これだけやってれば間違いないはず。
ただ、「自分が書いている記事がユーザーから求められているかどうか」を、どうやって判断すればいいのでしょうか?
その記事が誰からも必要とされていなかったら…Googleはその記事に対してどのような評価をするのでしょうか?
必要とされない記事ってどんな記事?
まず、自分が書いた記事がどのように評価されているかを知る必要があります。
主な判断基準はこんなところでしょうか。
- そもそも検索されてる?
- 検索されて見られてる?
- 記事が見られた後シェアされてる?
これに一つも当てはまっていない記事は、現時点で「誰からも必要とされていない記事」と言えるでしょう。将来的にはどうなるかわかりませんが。
つまり、簡単に言うと「必要とされていない記事=誰かも見られていない記事」ということになります。
とここで、ある疑問が。
先述の通り、一番効果があるSEO対策は「ユーザーが求める情報・コンテンツを提供すること」です。
では、自分のサイト・ブログに「誰からも見られていない記事」があったらどうなるんでしょうか?
必要とされていない記事があるサイトは評価が低くなる?
一番効果が高いSEO対策を無視していることになるので、検索エンジンでの上位表示は難しいでしょう。
問題は、誰からも見られていない記事だけではなく、その他の記事にもその影響が波及してしまうこと。
「誰からも必要とされていない記事のせいで、みんなに必要とされている記事の検索順位が下がっている」
わかりやすく言えば、足を引っ張っている悪い記事があるということです。
これは絶対に避けたいし、避けなければいけないことだと思います。
できれば適切な評価をして欲しいし、それ相応の検索順位になって欲しいものです。
削除かnoindexか
これを踏まえると、SEO効果を最大化するために僕らがやれることは主に3つ。
- 記事のリライト
- 記事の削除
- 記事をインデックスさせない(noindex)
読まれない・必要とされていない記事がどのレベルかにもよりますが、記事を修正(1.記事のリライト)することで評価を上げることは可能です。
- 魅力的で、ついクリックしたくなるタイトルにする
- もっと役立つ情報を提供する
- 見出しを入れる
など、ユーザーの満足度を上げることにより、検索エンジンからも「必要とされる記事」と認められるはずです。
ただ、リライトできない記事・リライトしても意味がない記事も中にはあると思います。
そんな時、選べる選択肢は残りの2つ、「削除」か「noindex」です。
どちらを選ぶかはケースバイケースですが、以下のような基準で選ぶと良いです。
- 今となっては恥ずかしくて誰にも見られたくない→削除
- 検索エンジンには評価されていないけど、見られて困るものではない→noindex
noindexとは?
noindexとは、検索エンジンに「この記事は検索結果に表示させなくてもいいよ〜」と伝えることです。
100%ではありませんが、どんなキーワードで検索しても検索結果に表示されなくなります。
え?それじゃあ、記事を削除するのと同じじゃないの…?
と思うかもしれませんが、トップページや他の記事からの流入は期待できます。
削除してしまえば、その可能性は一切ありません。
これが記事をnoindexする大きな理由でありメリットです。
Twitterと連携して過去記事を配信するプラグインを活用すれば、PV数の底上げを図ることもできます。
noindexは本当に効果があるのか?
残念ながら、アクセス解析のキャプチャを公開するのはNGみたいなので、noindex前後の対比をデータで公開することができません。
ただ、結論から言うとnoindexは間違いなく効果があります。
図解するとわかりやすいんですが、検索エンジンは低品質の記事も評価します。
- 質の良い記事→良い
- 質の悪い記事→少し良い
少なからず検索結果に表示されることからも、それはおわかりいただけるはず。
でなければ、検索結果の後半にも表示してくれませんからね。
でも、質の悪い記事をnoindexすることにより、「この記事は評価しなくてもいいよ〜」と検索エンジンに伝えることができます。
その結果、こうなります。
そう。
今まで質の悪い記事を評価していたパワーが他の質の良い記事に集まるので、質の良い記事の検索順位が上がる可能性が高くなるんです。
あなたのサイトやブログにも質の良い記事(アクセスが多い記事)はありませんか?
その記事がパワーアップするということは、つまり…
サイト全体のパワーが上がる
ということになります。
エース級の記事によって他の記事へのアクセスも見込めるからです。
アクセスされていない記事はどうやって見つけるの?
アクセスされていない記事(質の悪い記事)はどうやって見つけるの?
と思った方もいるかもしれませんが、Googleアナリティクスを使って簡単に見つけることができます。
- レポート画面(リアルタイム・ユーザーなどのメニューがある画面)左にある「行動」
- 行動の中にある「サイトコンテンツ」
- サイトコンテンツの中にある「すべてのページ」
と進むと、記事毎のアクセス数を一覧で見ることができます。
また、Google Chromeの拡張機能「Page Analytics」を使うともっと簡単に探すことができます。
記事をnoindexする方法
記事をnoindexさせるのは非常に簡単。
インデックスさせたくない記事のhead部分に以下のコードを追加するだけです。
<meta name="robots" content="noindex">
ワードプレスでサイトを運営している方は「All in One SEO Pack」という便利なプラグインがあるので、それを使うのが一番簡単です。
このように、「Robots Meta NOINDEX」の右側のチェックボックスにチェックを入れるだけです。
まとめ
「noindexすると効果がある」ということは以前から知っていたんですが、最近まで試していませんでした。
というのも、僕にとって、すべての記事が大切であり、「検索結果に表示しない」という選択肢を選ぶことができなかったんです。
ただ、それはあくまでも「僕にとって大切な」記事なので、その記事が評価されないのはある意味当然のこと。
僕のように「記事をnoindexしたくない」という方もいるかと思いますが、低品質なコンテンツを放置するメリットは一切ないので、リライトの余地があればリライトを、そうでなければ心を鬼にして削除やnoindex処理をすることをおすすめします。