魅力的なタイトル作りって、なかなか難しいですよね。
「みんな、どんなワードで検索しているんだろう?」
「SEOに強いタイトルって、どうやって作ればいいんだろう?」
こんなこと思ったことありませんか?実はこれ、Googleトレンドを使えば解決しますよ。
Googleトレンドとは?
Googleトレンドって知ってますか?
Google Trends(グーグルトレンド)は、ある単語がGoogleでどれだけ検索されているかというトレンドをグラフで見ることができるツール。公開は2006年5月10日。
求人広告の仕事をしていた時、よく使ってたんですよ。
本来は、上記のように「検索されている単語を調べる」という使い方なんですが、「ユーザーに馴染みがある単語」を知ることもできますよね。
だから、クライアントを説得する時に使ってました。
掲載する前に原稿を見せるんですが、たまに「この言い方は嫌だなぁ」なんてクライアントがいるんですよ。
これはジェネレーションギャップが原因なんですが、効果を出すためには、ユーザーへの訴求力がある単語を選ばなければいけません。
なぜなら、応募をするのは、営業でもクライアントでもなく、第三者だからです。
平たく言うと、ユーザーが分かるような原稿を作らなければいけないということです。
50代のおじさんが魅力的に感じる原稿と、20代の若者が魅力的に感じる原稿は、どうしても違いますからね。
単語によって訴求力が選う
少し話を引っ張ります。
単語によって訴求力(伝える力)が違うのは当然です。
「マクドナルド」を引き合いに出して、話をしましょう。
マクドナルドには、大きく分けて3つの言い方があります。
- マック
- マクド
- マクドナルド
もし、あなたがブログや何かしらの原稿を書く時、どの単語を選びますか?
おそらく、多くの人は、自分が育ってきた場所での馴染み深い言い方を選ぶはずです。
東日本の人は「マック(or マクドナルド)」、西日本の人は「マクド(or マクドナルド)」といったところでしょうか。
でも、ブログや原稿を見るのは、第三者ですよね。あなたの育ってきた環境や文化が通じない可能性があります。
また、訴求する相手が明確に分かる時はどうでしょう?
東日本で育ったあなたが「大阪の30代の女性」にブログや原稿を見て欲しい時、どんな言い方がベターだと思いますか?
誰でも分かる「マクドナルド」?あなたがよく言っている「マック」?その女性が言ってるであろう「マクド」?
さあ、Googleトレンドの出番がやってきました。
より訴求力の強い単語を選んでみよう
実際にGoogleトレンドを使ってみましょう。
まずは、Googleトレンドのページへ。これがホーム画面です。今どんな単語が検索されているかが分かります。
左上のハンバーガーメニューをクリック。
「調べる」をクリック。
「キーワードを追加」をクリック
それぞれのキーワードを入力します。
どのくらい差があるか見てみましょう。
昔は「マクドナルド」で検索されていたけど、最近は「マック」での検索が多いことが分かります。
…って、それよりも、「マクド」での検索少なすぎ!ほとんど「マクド」で検索されてないじゃないですか!
ということが一発で分かります。簡単ですね。
「よし!マックで決まりだ!」…ちょっと待ってください!まだやり残したことありますよ!
地域別の検索トレンドも確認しよう
全国に発信するなら、これで終わりでいいですが、今回はターゲット層がはっきりしているので、もう少し調べてみましょう。
先ほどの画面から、地域別の検索トレンドも確認できます。
「すべての国」をクリック。
「日本」をクリック。
下の方に「大阪府」があるので、それを選択します。
「大阪府」になっているか確認します。
さて、どのくらい変わったでしょうか…
若干ですが、「マクド」の検索ボリュームが増加しています。
そして、最近の傾向としては、「マクドナルド」も「マック」も、検索ボリュームにそこまで違いがありません。
今回の結論:「マクドナルド」か「マック」
このように検索トレンドを調べてきましたが、今回の結論としてベターなもの。
それは、「マクドナルド」でも「マック」でも、どちらでもいいんじゃない?です。
大阪府でも、「マクド」であまり検索をする人はいないことが分かったからです。
(アップルのMac(マック)でも引っかかるので、マックの方が良い気もしますけどね!)
ただ、これはあくまで「データ」の話なので、実際の反応を見ながらPDCAサイクルを回す必要があるでしょう。
より魅力的なタイトル、伝わりやすいタイトルにするために、この一手間をかけてみてはいかがでしょうか?