ブログを書く上で、オウンドメディアを運営する上で、永遠の課題と言えるのがSEO対策。
- 質の低い記事をno-index
- タイトルに重要なキーワードを入れる
- 重要なキーワードを先頭にする
- 見出しを適切に入れる
- キーワード比率を調整する
- 被リンク獲得
など、どれが正解でどれが間違いなのかもわからない情報ばかりですよね。
質の高いコンテンツが重要と言っても、「そもそもそれが読まれなきゃ意味ないじゃん!」とか思っちゃいますよね。
でも僕は、そんなことよりももっと気になっていることがありました。
記事を修正すると検索順位にどう影響するのか?
そう…ずっとこれが疑問だったんですよ。
「過去記事を修正するといいよ」とか「リライトをすればいいよ」とか言うけど、信じていいのかどうかわからなかったんです。
- そもそも評価されていない記事
- 適切なタイトルでない記事
は、当然修正するべきでしょう。ニッチなワードなのに2ページ目以降に表示されていたら誰の目にも留まりませんからね。
でも、すでに評価されている記事ならどうでしょう?ビッグワードで検索トップに表示されている記事ならどうでしょう?
「いやいや、そんな記事あるわけないでしょw」って思った方。
ヒザの皿割るぞ?
満面の笑みで割ってやるぞ?
ビッグワードでトップ10圏内に表示されていたけど…
実は、ある記事がビッグワードでトップに表示されてたんですよ。
流入数は多い時で1日800PVくらいかな?平均するとその記事だけで月間2万PVくらい。狙って書いた記事ではなかったので、かなりびっくりしました。
ただ、徐々に検索順位は低下。5〜6位くらいに表示されていたのに9〜10位くらいをうろうろするようになりました。
まぁ、本来はそれでも上位(1ページ目)に表示されているので修正する必要はないかもしれません。
しかーし!いつ2ページ目になってもおかしくない。2ページ目になったらほとんど検索されない。
「それならば、今後のためにもここで実験してみようじゃないか!」僕はそう思いました。
具体的な修正内容
具体的に修正した内容がこちら。
- タイトルは変更しない(h1タグ&タイトルタグはそのまま)
- 見出しに文字を追加(重要なキーワードはそのままに加筆)
- 見出しとそれに付随するコンテンツを追加
- 動画(YouTubeの埋め込み)を追加
- 執筆時点になかった情報を追加
タイトルも変えたかったんですが、全部いっぺんにやるとデータが取れないので、今回はやりませんでした。
修正回数
あ、大事なこと言ってなかった。実は全部で4回修正しました。しかも短期間(4日間)で。その都度Fetch as Googleで再クロールを促しました。
- 見出し(h2)修正
- コンテンツ追加
- 動画追加、見出し(h2)を当初の見出し(h2)に戻す
- 新しい情報を追加
最終的に「コンテンツ・動画・新しい情報」が追加された記事になりました。
検索順位は目に見えて下がった
で、どうなったか?
…めちゃくちゃ下がりましたー!
修正後の記事は元の記事に少し加筆しただけの記事なんですよ?
検索圏外まで飛ばされたわけではないんですが、2ページ目の後半(16〜17位くらい)に表示されるようになりました
(※シークレットモード検索時。検索順位チェックツールも併用しました)
記事修正後に検索順位はなぜ下がったのか?
ここから推測されるのは、こんなところでしょうか。
- 少しの修正でも検索結果に影響する
- 記事を短期間で何度も修正するのは良くない
- 再度評価されるまでに時間がかかる
- キーワード比率を維持してもあまり意味がない
うーん。困ったなぁ。「一度上位表示されると表示順位は下がりづらい」という情報をどこかで見たんだけどなぁ。
今回の記事では、それは当てはまらなかったみたいです。
今後の方針
今回得られた情報を元に、今後の方針をざっくりと決めました。
「記事はできるだけ修正・加筆・リライトしない」
はい。すごく個人的な見解です。
「過去記事ガンガン修正した方がいいよ!」というのは、そもそも流入がない記事に対しての対策だと結論づけました。
- 2ページ目の後半以降に表示される記事→修正
- 1ページ目に表示される記事→修正なし
これを一つの目安にしようと思います。
まとめ
まぁ、何事も経験ですね!参考本見ながら頭でSEO対策するよりも、実際に経験した方がよっぽど良い。
同じような悩みをお持ちの方に参考にしていただければ嬉しいです!
追記:気にせず記事修正(リライト)するようにしました
今回ご紹介した上位表示されていた記事ですが、振り返ると、「先発優位性」の側面が強かったのかもしれません。
実は、その後も実験してみたんですが、「記事修正の影響で検索結果が著しく下がった」という確かな証拠が得られませんでした。
ということで、今は、「文字数の多さ」ではなく、「ユーザーがこの記事で欲しい情報は何か」ということを意識して記事修正するようにしています。
(とはいえ、ビッグワードで表示されている記事をおいそれと記事修正したくないのが本音ですが…笑)