サイトの規模に関わらず「利用規約」や「プライバシーポリシー」を記載したページを用意するのがサイト運営におけるマナーですが、それらのページと同じくらい重要なのが「お問い合わせページ」です。
- サイト内の記事に問題がある
- 広告を掲載して欲しい
- 記事の更新を教えて欲しい
など、何かしら理由があってサイト運営者と連絡をとりたい場合が少なからずあるからです。
例えば、僕が管理しているサイトだと「広告掲載依頼」「レビュー記事依頼」「質問」などが届きますね。質問に関しては先日専用のお問い合わせページを用意したくらいです。
このお問い合わせフォーム、WordPressサイトなら「Contact Form 7」という有名なプラグインがあって、それを使って表示しているサイトがけっこう多いと思いますが、当サイトでは
というツールを使っています。なぜ「Contact Form 7」ではなく「formrun」なのか?
今回はそんなformrunの魅力を詳しくお話ししたいと思います!
ファイルアップロード機能が無料で使える
formrunにたどり着くまでにいろんなツールを使ってみたんですが、他のツールは無料プランだと制限が多かったんですよね。
個人的に特に使いたかったのが「ファイル添付機能」だったんですが、formrun以外は軒並み残念な仕様でした。使えたとしても無料プランだと1MBまでとか。
その点、formrunは無料プランでもトータル100MBまで添付が可能で、しかも、ここがすごいところなですが、一度受信したファイルを削除すれば容量が空くんですよね。
例えば、10MBのファイルが添付されたお問い合わせを受信すると、90MBが容量の上限になりますが、その10MBのファイル(またはお問い合わせ自体)を削除すれば100MBに戻ります。
ファイル自体は気軽にダウンロードできるので、保存する必要のあるものは別の場所に保存するなどすれば容量を気にすることなくファイル添付機能が使えます。
ちなみに、Contact Form 7にもファイル添付機能はありますが、後述するreCAPTCHAとの兼ね合いでメールが届かなかったり、Flamingoを使ってもファイルが保存されなかったり、色々と問題がありました。
お問い合わせフォームが無料で3つまで作れる
1つ作れるだけでもありがたいのに、formrunはなんと3つまで無料で作れます。
つまり、サイト毎に別々のお問い合わせフォームを表示することが可能で、もちろん送信先(転送先)なども個別に設定できます。
- Aサイトはファイル添付機能をつけたお問い合わせフォーム
- Bサイトはアンケートフォーム
- Cサイトは採用エントリーフォーム
なんてことができるので重宝すると思います。
ちなみに、無料プランの場合、このお問い合わせフォームの数は1グループにつき1つなので、複数作りたい場合はグループを複数作ってそれぞれのグループで設定します。
また、先述のファイルアップデートの上限(100MB)もこのグループに紐付いているため、1グループ100MBまで使えます。
項目の追加や削除、編集が簡単
ここは当然クリアしてきますが、編集作業がめちゃくちゃ簡単です。
- 項目の追加、削除
- 項目タイトル(ラベル)の編集
- プレースホルダーの編集
- 必須にするかどうか
- リストのドロップダウン化
などなど、フォーム作成に必要なあらゆる機能が用意されていて、どれも簡単です。
洗練されたデザイン
Formrunのデザインは主張が強すぎず、かと言って無骨なわけでもなく、ちょうど良いです。洗練されています。
※お問い合わせページで実際のデザインを確認できます。
また、管理画面でのカスタマイズも簡単で、色・位置・フォントを直感的に変更可能。
さらに、オリジナルの画像を使うこともできるので差別化を図るのも簡単です。
テンプレートが充実
- 申し込みフォーム
- 会員登録フォーム
- メルマガ購読フォーム
など、たくさんのテンプレートが用意されているので、基本的にはテンプレートを選んでちょっとだけカスタマイズするだけで完成です。
10分程度あれば完成するので、初心者の方もご安心ください。
メール配信ツールと連携できる
有料プランの機能ですが、メール配信ツールの「MailChimp」と連携できます。
つまり、お問い合わせフォームに入力されたメールアドレスがMailChimpに取り込まれ、そこから一斉送信できるわけですね。
主な使い方としてはこんな感じになるでしょうか。
- 会員登録やメルマガ購読のフォームを用意する(※テンプレートがあります)
- その情報をMailChimpに取り込んでメール配信
これはかなり使える機能だと思います。
WordPressプラグインが外せる
WordPressサイトに限った話ですが、Formrunを使うことでプラグインを外せるのは大きなメリットだと思います。
例えば、「Contact Form 7」は素晴らしいプラグインですが、以下のようなデメリットもあります。
- reCAPTCHAなどで保護すると送信失敗になることが多い(スパム判定)
- デザインはカスタマイズ前提のためシンプル
- デフォルトですべてのページでプラグインの処理が実行されるため処理速度の低下につながる
デザインはCSSで対応するとして、処理速度の低下は必要なページ以外で読み込まないように対策するとして、問題はreCAPTCHAです。
reCAPTCHAの設定してると問い合わせがバンバン弾かれる(スパム判定)んですよね。
同じ作者さんが提供している「Flamingo」というプラグインをインストールしておけば、この弾かれたメールがスパムフォルダに保管されるんですが、問い合わせを送信するユーザー側では「送信失敗」のエラーメッセージが表示されて送信できていないことになっているので、僕が送信する側なら嫌だなぁと。
ということで、最終的に「Contact Form 7」と「Flamingo」を削除。プラグインフォルダがちょっとスッキリしました。
まとめ
- ファイルアップロード機能が無料(しかも上限100MB)
- 無料プランでも3つ作れる
- 編集が簡単
- WordPressプラグインが外せる
正直、なんでこれが無料で使えるんだ?って感じです。
ぜひこの機会に
使ってみてはいかがでしょうか?